小浜市門前の明通寺で八日、開創千二百年記念法要が営まれた。大勢の僧侶や檀家(だんか)が参列し、過去の戦争で犠牲になったすべての戦没者を追悼して世界平和を願った。

 同寺は征夷大将軍・坂上田村麻呂が八百六年に創建した。若狭地方の真言宗の十一寺から十四人の僧侶と、檀家や参拝者ら百五十人以上が参列し、国宝の本堂で記念法要を行った。

 ろうそくの明かりが本尊などを照らす厳かな雰囲気の中、中嶌哲演住職らが六百巻にもおよぶ大般若経の要所部分を約一時間半かけて転読した。参列者は静かに手を合わせ、世界平和や無病息災などを願っていた。

 ほかにも、地域の子どもたちが参加して客殿から本堂まで約百メートルの参道で稚児行列を行った。夜には、食育・食文化の祭りの共催イベント「若狭小浜海のシルクロード音楽祭」が開かれ、青森県出身の俳優、愚安亭遊佐さんが一人芝居「アテルイ」を上演した。

関連記事
あわせて読みたい