越前市ゆかりの人物を紹介する菊人形の展示。所定の場所を足で踏むと照明や音が変化する演出も=6日、同市武生中央公園

 日本有数の菊の祭典「第65回たけふ菊人形」(まつり実行委員会主催、越前市、武生商工会議所、福井新聞社共催)は6日、福井県の越前市武生中央公園で開幕した。台風一過の秋晴れの下、越前市ゆかりの歴史的人物が並ぶ菊人形館や、OSK日本歌劇団の公演に大勢の人が訪れた。11月6日まで。

 たけふ菊人形には、音声ガイドや正面ゲート前の花壇の新設など、菊人形をより楽しめる工夫が施されている。ほかにも、OSK日本歌劇団の公演会場などリニューアルされた部分が多く、来場者も新たな菊人形の魅力を感じている様子だった。

 音声ガイドは、愛好家が丹精込めて育てた大菊などを展示する菊花陳列屋形に設置された。一新された案内板とセットで計5カ所にあり、仕立て方ごとに、育てる際の難しさや評価のポイントなどを説明している。

 正面ゲート前は、前回までは菊人形の第1景があったが、菊の花壇と菊人形のマスコットキャラクター「きくりん」のオブジェを新たに設置。リニューアルされた同公園のエントランスとともに、“菊のテーマパーク”の顔となっている。

 菊人形館にも、舞台前の所定の場所を踏むと、照明や音が変化する演出を新たに加えた。毎年訪れているという越前市の女性(72)は「全体的に例年に比べて変わったなと思った。越前市ゆかりの人物を紹介する菊人形の展示も新鮮に感じた」と話していた。

 また、子ども向けに3Dシアターと立体迷路の二つのアトラクションを新たに導入。立体迷路は特に人気を集めていた。

 OSK日本歌劇団は、市文化センター中ホールの取り壊しに伴い、今年から大ホールで公演。広くなったステージや通路で華麗なダンスを披露した。初回公演に訪れた越前市内のOSKファンの女性(47)は「華やかだった。OSKの方は伸び伸びと気持ちよくやられていたと思う。次は娘と一緒に来るつもり」と笑顔で話していた。

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