1万枚を突破した電子マネーカード「JURACA」

 福井銀行と福井新聞社が提供する地域密着型の電子マネーカード「JURACA(ジュラカ)」が発行1万枚を突破した。4月のサービス開始以降、ジュラカの新規加盟店は100店舗を超え、“使える場所”が順次拡大。ジュラカを契機に、電子マネーの決済端末を導入した店舗では利用件数・金額とも伸びてきている。

 福井銀によると、9月21日時点の発行件数は1万106枚となった。地域別では福井市内が35・7%で、同市内を除く嶺北の市町が47・1%、嶺南が13・7%となっている。年代別の保有者は40代が24・8%で最も多く、50代が23・1%、10〜20代が21・2%と続く。

 ジュラカに搭載される2種類の電子マネー(ナナコ、クイックペイ)が使える店舗は、4月以前は福井県内に約800店舗あった。これに加え、ジュラカを契機に101店舗が新規に加盟。さらに年末までに飲食店を中心に、美容室や小売店など80店舗超が加わる予定で、県内でジュラカが使える店舗は千店舗に迫る。

 ジュラカが利用できる店舗での決済状況も堅調だ。福井市のハピリンでは、ジュラカをはじめとした各種電子マネーやクレジットカードが11店舗で利用できる。利用件数、金額とも順調に推移しており、5〜8月の電子マネーとクレジットカードの月平均の決済件数は11店舗で約2700件、利用額は約1200万円となっている。

 県民生協のハーツ全店での買い物で5%をキャッシュバックする特典や、ガソリンスタンドでの給油代割引など、ジュラカ独自のお得なサービスも加入を後押し。福井銀によると、ジュラカのクイックペイや福井銀のクレジットカード「イイカ」での決済で、105万円を利用した場合にたまる「オキドキポイント」は、5千円相当の商品やギフト券と交換できる。電子マネーのポイント還元率は高く、例えば定期預金(1年もの)の水準と比べて利率は20倍以上になる。

 電気代、携帯電話料金、新聞購読料、各種保険の支払いまで、生活に必要な支出をジュラカやイイカで決済すると、利用額に応じてポイントがたまる。福井銀の担当者は1万枚の節目に「ジュラカが使える環境が整いつつある。キャッシュレスの利便性やお得さに、消費者や事業者の多くがメリットを感じ始めている」と話している。

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