小浜・京都ルート実現に向け気勢を上げる出席者=4日、福井県小浜市の小浜商工会議所

小浜・京都ルート

 北陸新幹線敦賀以西の小浜・京都ルートを実現するため機運を盛り上げようと、「実現住民の会」が発足し4日、福井県小浜市の小浜商工会議所で設立総会が開かれた。同県美浜町以西の住民約100人が、国など関係機関への要望活動を行っていくことを確認。小浜・京都ルートの年内決定を求める決議を採択した。

 福井県新幹線建設推進課によると、民間主導で建設促進の住民団体が発足したのは県内で初めて。

 敦賀以西を巡っては、国土交通省が▽小浜・京都▽米原▽舞鶴—の候補3ルートについて、概算事業費や所要時間などを調査しており、月内にも結果が公表される。米原ルートを推す滋賀県と舞鶴ルートを求める京都府の動きが活発化する中、住民レベルで運動を盛り上げようと、小浜商工会議所や各市町の観光協会、企業など約70団体で立ち上げた。

 発起人代表の上野清治・小浜商工会議所会頭は「米原ルートがヒートアップしてきたが、ライバルに負けるわけにはいかない」と強調。若狭ルートが1973年に国の整備計画となったことを指摘した上で、「(小浜・京都ルートは)3案の中で利便性などの観点から最も有力だと思っているが、政治の世界は一寸先は闇。官民、地域を挙げて、ビッグチャンスをものにしなければいけない」と連帯を呼び掛けた。

 総会では、会の名称を「北陸新幹線小浜—京都ルート小浜駅(仮称)実現住民の会」に決定。上野会頭と小浜男女共同参画ネットワークの芝美代子会長の2人を代表に選んだ。

 決議は小浜・京都ルート年内決定に加え、「小浜駅(仮称)はJR小浜線との乗り換えや、舞鶴若狭自動車道小浜インターとのアクセスの利便性が高い場所に設置」することなどを盛り込み、全会一致で採択した。

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