1日からハピリンで販売される科学技術高校(福井県福井市)の生徒が考案した越前織のブックカバー「マークキャット」

 科学技術高校(福井県福井市)テキスタイルデザイン科の生徒が考案し、2015年度の「福井発!ビジネスプランコンテスト」で上位入賞した細幅織物「越前織」のブックカバーが商品化された。商品名は「MARK CAT(マークキャット)」。1日から1カ月限定で、福井市のハピリン内にある市観光物産館「福福館」で販売される。

 本を閉じると、切れ込みを入れたカバーの上部が自動的に本に挟まり、しおりになるアイデア商品。製造は織ネーム製造の柳澤ウーベンラベル(本社福井県坂井市丸岡町、柳澤正敏社長)が手掛ける。

 同社は昨秋、伝統の越前織を通したモノづくりの魅力を知ってもらおうと、同校で出前授業を行った。授業の一環として新商品のアイデアを練り、東京の専門学校に進学した重永悠里さん(当時3年)がブックカバーを考案。同コンテストで「会場賞」に輝いたのを契機に、商品化を進めることになった。

 文庫本サイズで、特殊な樹脂コーティングを施して傷が付きにくいのが特長。重永さんが手掛けた戦国武将の家紋、猫といったデザインに加えて今春からは商品化に向け、科技高の後輩たちも商品のパッケージやマスコットのデザインを作った。

 今夏に行った試験販売では女性の反応が良く、1時間余りで100個以上を売り上げたという。

 開発を担当した同社の福田勝一さんは「科技高と今後も連携を深め、若い感性を生かした商品づくりに取り組みたい。生徒さんにとってもデザインで終わりではなく、製造や販売といったマーケティングまでを見据えたモノづくりが学べる」と話している。

 価格は2千円(税別)。外ポケットが付くB6サイズのブックカバーは3千円(同)。同社は限定販売をステップに、全国の雑貨店や書店での販路拡大も目指す。問い合わせは同社=電話0776(66)0058。

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