杉津線の歴史について岩谷邦彦さんが講演した鉄道カフェ=7月7日、福井県敦賀市の敦賀鉄道資料館

 福井県敦賀市と鉄道の関わりや歴史を市民らに紹介する本年度の第1回「鉄道カフェ」が7月7日、同市の敦賀鉄道資料館で開かれた。市内外から約30人が参加し、写真などを見ながら今もトンネル群が残る旧北陸本線杉津線の歴史を興味深く学んだ。

 「港と鉄道の街つるが」を広く知ってもらおうと、観光ボランティアガイドつるがが2014年度から開催。港や鉄道をテーマに本年度は10月まで、計3回実施する。

 国鉄、JR西日本OBの岩谷邦彦さん(73)=同市=が、北陸トンネルの完成により1962年に廃線となった杉津線をテーマに講演。現役時代に使ったという駅のホームや線路、信号機が書き込まれた略図「配線図」を現在の航空写真と合わせて披露し、道路のカーブなどに旧線の名残がみられることを紹介した。北陸新幹線敦賀開業まで5年を切り「鉄道の町を支えた過去の歩みにもスポットライトを当ててほしい」とした。

 参加者には鉄道ファンも多く、真剣な表情で講演に聞き入っていた。同市の男性(75)は「とても興味深い話を聞くことができ、鉄道の歴史を学ぶ絶好の機会になった」と満足そうに話していた。

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