肩にたすきを掛け、晴れやかにゴールテープを切る参加者=25日、福井市春日町のさざんか児童館横

 認知症への理解を深めようと当事者と家族、支援者が日本列島をリレーする駅伝「RUN TOMO−RROW2016」(RUN伴)が25日、福井県の嶺北地方一円で行われた。県内のランナー約200人が、4コース総延長約88キロをたすきでつなぎ、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを呼び掛けた。

 RUN伴は東京のNPO法人の呼び掛けで2011年に始まり、年々規模が拡大。今年は7月から約5カ月かけ、北海道北見市から那覇市まで日本列島を縦断する。本県は参加3年目。24日に石川県から受け取った複数のたすきを、2日間かけてつなぐ。

 この日は、三国駅、大野城下駐車場、福井市のエルパ、同市今市町をそれぞれ朝スタートし、同市春日町のさざんか児童館を目指す4コース(奥越は一部バイク使用)で走った。午後1時40分ごろ、大会を象徴するオレンジ色のTシャツを着たランナーが、同児童館前に一斉に姿を現した。同市の和田八幡宮の風陣太鼓の勇ましい演奏に迎えられ、晴れやかにゴールテープを切った。

 看護師の片山泰輔さん(31)=福井市=は「声援をいただき、気持ち良く走れた。認知症の人が地域で暮らせる環境を整えていけるよう、病院の立場から努力していきたい」と話していた。

 RUN伴は30日、嶺南で行われ、敦賀市から滋賀県長浜市までたすきをつなぐ。

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