一面が土砂に覆われた国道365号。山からの雨水が土砂の合間を勢いよく流れていた=7月7日午前8時50分ごろ、福井県越前町梅浦

 7月7日の福井県内は前日に続き大雨となり、各地で土砂崩れが相次ぎ、交通網が乱れた。福井地方気象台によると、同日正午すぎまでの24時間降水量は福井市越廼で230ミリ、坂井市春江で179ミリと、ともに観測史上最多を記録。坂井市三国とおおい町大飯も7月の最多を更新した。

 8日にかけても、1時間に40ミリの激しい雨が降るところがある見込みで、同気象台は引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫などに厳重な警戒を呼び掛けている。8日午後6時までに予想される24時間降水量は、多いところで嶺北150ミリ、嶺南100ミリ。若狭地区中学校夏季総合競技大会で同日予定していた全競技を14日以降に再延期するなど、大雨の長期化の影響が広がっている。

 県によると7日夜時点で、大野市に土砂災害警戒情報が発表され、高浜町で674人に避難指示(緊急)が出されている。越前町で37人、大野市で19人、あわら市で12人、南越前町で8人、敦賀市で6人、福井市で4人の計86人が避難している。

 福井市、越前町で計約80戸が同日午後1時50分から停電、同9時現在復旧していない。

 県管理道路では土砂崩れによる11カ所と、雨量規制基準に達した20カ所が、通行止めや片側交互通行になっている。越前町梅浦では、集落東側の国道365号脇の斜面が崩れ、数十メートルにわたり道路が土砂に覆われた。

 河川も増水し、越前町の和田川、敦賀市の笙の川など4河川で土のうを設置。越前町の天王川では一時、氾濫危険水位を超過した。福井市、若狭町で計3軒が床下浸水、同市や坂井市の畑などが冠水した。

 JR北陸線は特急サンダーバード、しらさぎが終日運休。ダイナスターも一部を除き運休した。8日は始発から午前8時ごろまで運転を取りやめる。越美北線、小浜線も終日運転を見合わせた。

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