強盗事件が起きたガソリンスタンド=5月4日午前7時15分ごろ

  福井県福井市内のガソリンスタンドで女性従業員が脅され、現金約360万円を奪われた事件で、強盗の罪に問われている同市、設備業細田浩朗被告(35)の論告求刑公判が7月6日、福井地裁(西谷大吾裁判官)であり、検察側は懲役6年を求刑した。判決は7月31日。

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 細田被告は被告人質問で、犯行当時、知人と金融機関にギャンブルなどによる借金が約700万円あったと説明。「(知人は)暴力団とつながりがあるかもしれないと思っていた。返さないと殺されるかもしれないと思い、切羽詰まっていた」と述べ、知人への返済期限が目前に迫っていたことが動機と語った。女性従業員に包丁を見せ金を要求した時は「申し訳ない気持ちだった」と話した。

 検察側は論告で「被害金額は重大。自己の利欲しか考えず、犯行後に隠匿も図り悪質」として厳罰を求めた。弁護側は「犯行態様は稚拙。事実を認めて反省してる」などとして寛大な判決を求めた。

 起訴状によると、被告は5月4日午前6時ごろ、同市大宮2丁目のガソリンスタンド「カナショク幾久店」で、女性従業員に包丁を見せながら脅迫し、現金約360万円を奪ったとされる。

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