女子シングルス準決勝で中国選手に敗れた山口茜=東京体育館

 バドミントンのヨネックス・オープン・ジャパン第5日は24日、東京体育館で各種目の準決勝を行い、女子シングルスで世界ランキング12位の山口茜(福井・勝山高出身、再春館製薬所)は、同11位の孫瑜(そんゆ)(中国)に0−2で敗れ、2年連続の決勝進出はならなかった。過去2度対戦し1勝1敗の相手。山口は第1ゲーム、6−8から6失点するなど追う展開になった。終盤3連取で追い上げるも17−21で落とした。第2ゲームは序盤から競った展開になったが、17−15から5連取され、18−21で振り切られた。

■身長差28センチ 主導権握れず

 因縁のライバルから初勝利を挙げ、挑んだ準決勝。3年ぶりの優勝を狙った山口茜の前に、次は中国の長身選手がそびえ立った。ストレート負けを喫し「自分が主導権を握っている場面が少なかった。勝ち負けより負け方が納得がいかない」と苦い表情で語った。

 長いリーチと上からのショットに手を焼いた。相手の孫瑜(中国)は身長184センチで山口とは28センチ差。球を出す高さに気をつけたが、角度を付けて絶妙なコースに返ってきて流れをつかめない。フェイントやショートサーブなど前の攻撃で活路を見いだそうとしても「上から打たれたくない思いが強くて最終的に前にしか返せなかった。もっと後ろを怖がらずに使えればよかった」と悔やんだ。

 ただ“茜らしさ”は随所に出た。狙いすましたスマッシュやドライブ合戦になっても打ち負けなかった。第2ゲーム中盤には、相手スマッシュを飛び込んでレシーブ。何度も球に食らいついて得点を奪い、会場を沸かせた。

 五輪後のスーパーシリーズ初戦は4強で終わった。来週からは韓国オープンが開幕する。「コンスタントにベスト8、4に入ることを最低ラインにしていきたい」と次戦以降をしっかり見据えた。強くなるための糧が、また一つできたはずだ。

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