昨年7月末に開催し好評だった漁船による福井県越前海岸のクルージング。今夏から本格化させる(福井県越前町観光連盟提供)

 福井県の越前町観光連盟は、地元の魅力を満喫できる体験型プログラム「越前ロコ旅」の一環として、漁船に乗って越前海岸を海から楽しむクルージングを今夏から本格化させる。海を熟知する現役漁師の案内で越前岬の断崖絶壁などの景観を楽しめるとあって、観光の新たな目玉として人気を集めそうだ。

 越前加賀海岸の国定公園指定50周年記念事業の一環として企画した。町によると、同町内で海上型の観光手段が設けられるのは、同町玉川で1990年代に遊覧船が就航して以来となるという。

 5月までに町漁協の協力を得て、海が荒れない春~秋に漁船を観光用に就航させる。出港は連日午前10時と午後1時からの2回で、4人以上催行。「ホンモノ漁師が紹介する」と銘打ち、越前がに漁を手掛けている漁師が案内役を務める。

 発着点は同町厨の越前漁港。越前岬まで約1時間かけて巡る。波しぶきを放ちながら海原を駆ける漁船の迫力を体感しつつ、漁師から漁の魅力や苦労など体験談をじかに聞ける貴重な機会となる。また越前岬南側の同町玉川付近の海岸線は奇岩や断崖が多い一方、安全確保のため立ち入ることができないだけに海から景観を満喫する新たな観光の流れを築きたいとの狙いがある。

 同連盟では漁船を使ったクルージングをこれまでも単発で開催した実績があり、参加者から好評の声が寄せられているという。
 参加料は1人2500円(税込み)。6月上旬から募集を開始しており、10月末まで随時予約を受け付ける。

 また、越前ロコ旅の2018年度版では海を楽しむ企画として、越前漁港で揚がった魚を地元鮮魚店の手ほどきを受けながら「姿作り」で盛り付けるプランもある。参加費は1人3千円で、2人以上催行。同連盟の担当者は「越前海岸を舞台に見て楽しく、食べておいしいプランを充実させた。いろいろな体験を楽しんでもらいたい」と話している。

 ロコ旅の詳しい内容は同連盟のホームページ(HP)で公開しており、HPか電話で受け付けている。全て希望日の3日前までに予約が必要。問い合わせ、申し込みは同連盟=電話0778(37)1234。

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