えちぜん鉄道勝山駅で行われた模擬結婚式=22日、福井県勝山市

 駅舎をバックに結婚式はいかが—。冠婚葬祭業アスピカ(本社福井市)とえちぜん鉄道(同)は22日、福井県勝山市の勝山駅でモデルのカップルによる模擬結婚式を公開し、両社が売り出している挙式プランをPRした。

 両社が「地元で慣れ親しみ、景観も良い駅を思い出の場に」と昨秋から販売。勝山駅は、えち鉄が結婚式場として企画を打ち出している唯一の駅となっている。

 駅前広場に赤毛氈(もうせん)を敷き、署名台、いすを並べて人前結婚式を行った。若いカップルや家族連れら約20人が見守る中、和装の2人が入場。勝山市の地酒を使った「お水合わせの儀」の後、誓いの言葉を述べた。繊維の街にちなんで赤い糸を薬指に結び、指輪の交換に見立てた。

 開放感がある屋外で、国の登録有形文化財となっている駅舎や広場に飾られた国内最古級の電気機関車「テキ6」が厳粛な雰囲気を演出した。

 式を見守った梅村純平さん(24)=坂井市、栗林加奈さん(23)=大野市=は「屋外はちょっと恥ずかしいが、皆に祝われ、いいものだなと思った」と笑顔を見せていた。

 新郎新婦と参列者は式後、貸し切り電車とバスなどで福井市内の披露宴会場へ移動してもらう。費用は設営、電車の貸し切りやバスなどで45万円(税別)。披露宴や衣装代は別途必要。

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