北陸自動車道の通行止めの影響で渋滞する国道8号=7月6日午後5時25分ごろ、福井県敦賀市中

 7月6日も降り続いた雨は、福井県内の交通を大きくかき乱した。北陸道は木之本―敦賀インターチェンジ(IC)間の通行止めの影響で、国道8号に車が流れこみ、敦賀市内などで約16キロの渋滞が発生。中京方面から県内を訪れ、渋滞に巻き込まれた会社員男性は「雨は弱かった。なぜ北陸道を止めるのか」と疲れた様子で話した。

 高速道路は、木之本-敦賀IC間は上下線とも通行止めが継続。舞鶴若狭自動車道の若狭美浜IC-敦賀ジャンクション(JCT)間も通行止めが続いた。5日夜発の関西、中京、関東方面への便がほぼ休止になった福井貨物自動車(福井市)の担当者は「業界に40年以上いるが、雨でこれほど影響が大きいのは初めて」と話す。

 雨による高速道路の通行止めは、降り始めからの連続雨量が規制値に達した場合などに行われる。中日本高速道路は、6時間以上雨が降らなかった場合に連続雨量をゼロに戻すことにしているため、通行止めはいったん規制値を超えると6時間は続く。中日本高速道路は「雨がやんでから一定時間は土砂崩れなどの災害が起こる可能性があるため」としている。

 規制値は、土砂崩れの可能性がある山沿いが対象で、県内では北陸道の武生IC以南と丸岡IC以北の区間、舞若道の全区間に設定されている。

 雨の影響はJRにも。北陸線は、普通列車が6日午後0時半ごろに金沢-福井間で運転を再開したものの、敦賀方面の普通や、特急サンダーバード、しらさぎ、越美北線、小浜線などは始発から運休した。午前中の福井駅は閑散とした様子で、駅員に運転再開の見込みを確認する人などの姿が見られた。

 JR西日本金沢支社によると、7日の運転は、敦賀-金沢間の普通は始発から再開予定。特急しらさぎは午前11時ごろまで、サンダーバードは午後4時ごろまで運休する。小浜線、越美北線は、始発から少なくとも午前中までは全線で運転を見合わせる。

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