雨天中止でCS敗退が決まり、吉竹春樹監督(左)の話を聞くナインや首脳陣=20日、福井市大宮2丁目の福井県護国神社

 雨天中止が決まり、福井市内で最後のミーティングを開いた福井ミラクルエレファンツ。あっけない幕切れだったが、2年ぶりに前後期優勝を逃したことも事実だ。吉竹春樹監督は「まさに『運は天にあり』。前期優勝できていれば2連勝で地区優勝も決まっていた。ルールはルールだし何とも言えない」と現実を受け入れた。

 今振り返れば、前後期を制した石川に4勝10敗2分けと大きく負け越したことが最後まで重く響いた。前期2位で終わった要因には、開幕4連敗と出だしから出遅れたこともあるが、石川に1勝しかできなかったことが痛かった。巻き返しを誓った後期は、8戦連続で2桁被安打を浴びるなど投手陣が踏ん張れず。野手陣も不用意な失策や好機で拙攻を重ねた試合が多かった。

 ただ、年間成績で勝率5割を超えたことと、石川に短期決戦で2連勝できたことは大きい。チームトップの11勝を挙げ、CS第1戦でも好投した浜田俊之、第2戦で6回無失点の浜岡秀輔、頼の好走塁、浜崎裕太の4安打7打点…。いずれも来季につながる活躍だった。指揮官は「勝率2位ながらここまで試合ができたのは選手の頑張りがあってこそ。ここまでよく石川を苦しめた」とナインの奮闘をたたえた。

 来季は球団創立10周年の節目の年を迎える。チームは今後、来季に向けて再編に乗り出す。地区王者奪還、そしてリーグ日本一へ。今季味わった悔しさとやるせない思いは、すべて来季にぶつけていきたい。

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