福井銀行(本店福井市、市橋七郎頭取)と県立大(祖田修学長)は、県内製造業が保有する技術を調査し、データベース(DB)化して広く公開する産学連携事業に着手する。埋没しがちな中小製造業の技術を発掘、広く公開することでビジネスチャンス拡大につなげる。当面は越前市内の中小企業約二百社を対象に、来春までにデータベースを作る。

 十四日、同行と同大が産学連携事業推進の協定書を交わした。

 中小製造業を取り巻く環境がグローバル化し、情報化が急速に進展。企業間の連携による新たな事業領域拡大が急務になっていることを踏まえ、地域内にある技術を広くPRすることで産力強化を図る。

 当初は県内でも工業製品出荷額が高い越前市に限定して実施する。同行の取引先を基本に、必要に応じ取引先以外の事業所も対象にする。

 調査項目などは同大地域経済研究所が作成。同行の職員が越前市の協力を得て来年一月までに現地企業を訪問、ヒアリングを行う。その上で同研究所が技術データベースを構築し、同三月にインターネット上と冊子化で県内外に公開する。

 調査は埋没している技術発掘に力を注ぎ、データベースは専門的技術用語は極力使わない方針。

 同行は「技術公開で広域受注の可能性が高まる」と期待している。

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