嶺南首長や団体 知事らに訴え

 若狭町と滋賀県高島市を結ぶ「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の早期事業化を求め、嶺南の首長や各種団体の代表ら約五十人が一日、約二十二万人分の署名と要望書を西川知事に提出した。地元の熱意を伝え、「一日も早い実現を」と訴えた。

 同鉄道は小浜線上中駅と湖西線近江今津駅をつなぐ全長一九・八キロで、JR小浜線の電化(二○○三年三月)と、十月に実現する敦賀までのJR直流化を併せた「嶺南地域鉄道整備三点セット」の一つ。

 署名活動は、嶺南の商工会議所や観光協会など民間六十四団体でつくる「琵琶湖若狭湾快速鉄道建設を推進する団体」が今年四月から本格的に取り組み、滋賀県民ら県外の三万四千六百二十三人を含む二十二万六千二百九十人分が集まった。

 期成同盟会長の村上利夫・小浜市長ら嶺南の首長五人と、推進団体代表の上野清治・小浜商工会議所会頭ら計約五十人が県庁を訪問。西川知事に署名と要望書を手渡した後、「三点セットはすべてが実現してこそ相乗効果を発揮する」「沿線地域住民の百年来の悲願。滋賀県にはいろんな考え方があるだろうが、こちらの熱意で動かしていく」などと訴えた。

 西川知事は「実現には大きな負担が伴う。本県と滋賀県、高島市、JRとの関係、小浜線利用、北陸新幹線などの問題を総合的に考えていきたい」と述べるにとどめた。

 知事との面会に先立ち、松崎晃治県会議長にも署名と陳情書を提出。松崎議長は「熱意は受け取った。議会で十分に審査し、いい方向に持っていけるよう努力したい」と答えた。

 同鉄道建設には車両費を含め、概算で四百二十四億円の事業費を見込んでいる。

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