青龍のあんどん山車の前で気勢を上げるふくい祇園まつり振興会のメンバー=6月25日、福井県福井市みのり1丁目

 今年はさらに社西地区を迎え入れ、5地区が参加。残る朱雀のあんどん山車を製作する。木田神社の東西南北に位置する各地区で、それぞれの方角をつかさどる四神獣が巡回した後、同神社に集結。午後6時20分ごろに再出発し、中央大通りなどを経て、約1時間半かけて同神社に戻る。振興会の堀田達也会長(54)=同市=は「今年は四神獣がそろうことで、まつりが完全な形になる」と力を込める。

 「多くの人に伝統を知ってもらうきっかけに」(堀田会長)とミラカナの活用を決めた。サイトを通じて集める目標額は、朱雀のあんどん山車と法被約50着の製作に要する60万円。支援者には、太鼓や笛を演奏する鳴物山車の優待座席で一緒に巡行できる権利、鳴物山車に名前入りのちょうちんを飾れる権利など金額に応じたリターン(返礼)を用意し、まつりに参加してもらえるようにした。7月31日まで支援を募る。

 江戸時代に祭りが始まったのは、災害による財政難の中で住民を活気づけるためでもあったという。堀田会長は「福井には地震や豪雨など災害の歴史があり、今年は記録的な大雪もあった。まつりを大いに盛り上げて、福井をより元気にしたい」と支援の広がりに期待を寄せている。

 ■ミラカナ 福井新聞社と福井銀行、クラウドファンディング運営のレディーフォーの3社が連携して2018年4月に開始したクラウドファンディングサービス。福井でさまざまなプロジェクトに挑戦する実行者が、インターネットを通じて不特定多数の支援者から小口の資金を集めることができる。一定期間で目標額が集まった場合にのみ資金が提供され、支援者には物品などのリターン(返礼)が贈られる。⇒ミラカナサイト

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