青龍のあんどん山車の前で気勢を上げるふくい祇園まつり振興会のメンバー=6月25日、福井県福井市みのり1丁目

 江戸時代を起源とする「ふくい祇園まつり」は、福井県福井市豊地区などの住民有志の力で存続の危機を乗り越え、近年は規模を拡大してきた。8月4日に開く今年のまつりは、起源になぞらえた四神獣のあんどん山車が初めてそろい、市街地を盛大に巡行する計画だ。同まつり振興会は6月29日、福井新聞社などによる福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」の第1号として、山車の製作費などの支援募集を開始。「多くの市民に参加してもらいながら、福井を元気にしたい」と意気込んでいる。

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 祭りは1675年、福井藩5代藩主の松平昌親が京都の祇園祭に倣って始めたが、明治時代に途絶えた。1995年に豊地区住民の実行委員会が復活させたものの、運営が立ちゆかなくなり、2015年に会は解散。運営母体が失われてまつりの存続が再び危ぶまれる中、豊に木田と社南を加えた3地区の有志が同まつり振興会を結成し、16年から開催を引き継いだ。

 祭りは元々、巡行によって疫病や悪霊をはらう意味が込められている。振興会はこれにならい、方角の守り神である青龍、朱雀、白虎、玄武の四神獣をかたどったあんどん山車を、新たな名物にする計画を立てた。白虎と青龍は16年に登場。17年には、足羽地区が加わって玄武も巡行、開催日を福井フェニックス祭りに合わせるなど、資金や人手を工面しながら段階的に盛り上げを図ってきた。

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