今年創立三十周年を迎えた福井市美山地区の越前美杉太鼓保存会が二十七日、同市美山町の木ごころ文化ホールで記念公演(福井新聞社後援)を開いた。長年培ってきた迫力ある演奏を披露し、訪れた約五百人の観客を魅了した。

 同保存会は一九七六年結成。地区在住の八歳から五十七歳までの二十一人が所属し、福井の伝統技である「三ツ打ち」を基本にした郷土色の強い曲を作り演奏している。二○○二年には女性グループの「女組」、今年四月には下宇坂小の三—五年生の女子児童五人で構成する「凛童太鼓」を立ち上げるなど、精力的な活動を展開している。

 公演ではオリジナルの七曲を披露した。こっけいなせりふや寸劇を交えた「田吾作ビート」やアップテンポな「飛龍」、地区の伝説を題材にした「若宮しぶき」などバラエティーに富んだ内容。最後に山々の木々にこだまする勇壮な太鼓の音色をイメージして作った「大樹の響」を全員で演奏した。息のあった力強い演奏に、会場からは割れんばかりの拍手がわいていた。

 このほか、池田町の「こがね太鼓」や越前市の「八ツ杉太鼓」なども友情出演。三十年の節目を祝福した。

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