これが山うに!本当にウニみたい!

越前隊の皆さんが作っている山ウニたこ焼き。醤油味がさっぱりで本当に美味しいの!

山ウニ作りはひたすらすりこぎでする工程が大事!これによって舌触りや風味がかなり変わるんだとか!

山うにの材料は、基本的に柚子と唐辛子と塩と極めてシンプル。たったのこれだけなのに、家庭やお店ごとに味が違ってとっても奥が深いんです。

 都会女子のお気に入りは、海の「ウニ」よりも「山うに」!

 「福井には何もない」って言いながら、みんな、お蕎麦もお酒もあれもこれもおいしいってよく言うよね。
 何もなくないじゃん(笑)

 半年の福井生活の中で、様々な福井の味覚を楽しんだんだけど、私のお気に入りは「山うに」です。
 「山うに」は、福井県鯖江市の河和田地区で古くから親しまれてきた伝統の薬味。
 柚子、とうがらし、塩で作られている、簡単に言うと柚子胡椒のとうがらしバージョンって感じ。
 見た目が赤くてウニっぽいから、名前は山うに。

 昔は、冬に取れた柚子を山うににしていたそうで、保存がきくようにたくさん塩を入れたりもしていたんだって。
 それぞれの家にそれぞれの味があったみたい。
 そんな伝統的なものなんだけど、最近は知らない人も増えてきて…。
 だから、そんな「山うに」を広めようと頑張っている人もたくさんいて、山うにしょうゆ味のさばえドッグだったり、山うにたこ焼き、さらには山うにアイスなんかも売っています。
 他にも、鯖江市のうるしの里会館に、山うにを使った料理を楽しめる食堂があったり、年に1度、山うにまつりというイベントがあったりと、山うにを広めていこうといろいろな人が活動しています。

 私は移住初期からその美味しさに魅了されてたから、勝手に「山うに」を広めようと、家でやるパーティーで山うにを出したり、やたらと山うにを使ったものを食べたり、いろいろしてました。
 鍋にも合うし、鶏肉にも合うし、超万能薬味なんだもん。
 山うにが好きすぎて、地元の方のお家で山うにづくり体験をさせてもらったほど(笑)
 移住者が地元を盛り上げるキーパーソンになることがよくあるっていうけど、「山うに」に関しては、 けっこう広報活動ができた気がする!

 そんな私が嬉しいのは、鯖江市の街中で山うにに出合った時。
 定食屋さんとか、おしゃれなバーとか、思ってもみないところで料理に山うにが付いてきたりする。
 だいたいそういうお店は、店主が河和田出身で、「これ、地元河和田の山うにってやつなんだけど、すごく美味しいからつけて食べてみて」って出してくれるんです。
 お蕎麦からパスタから、いろんなものについてきて、その度に、河和田の人の地元への愛みたいなものを感じて嬉しくなっちゃいます。

 そして一口に「山うに」と言っても、家庭ごと、お店ごとに風味が全然ちがうんです。
 唐辛子が多くて辛さが強かったり、ゆずの香りが強かったり。
 だから、この違いを楽しむのも醍醐味。
 河和田に言った際には是非、お気に入りの山うにを見つけてほしいなって思います。

 そして最近「柑なんば」っていうのも発見!
 ゆず、小浜市のこしひかりの米麹、唐辛子を使った薬味で、甘みがあり、でもけっこう辛くて、ご飯やお酒のお供にぴったり。

 福井のいろんなところに、その土地ならではの薬味や調味料があるんだろうな。
 ご当地調味料集めとかちょっと面白そう。

 福井には何もないと言う地元の皆さん。
 あなたの周りにも、福井にしかないおいしいものが眠っているかも。
 まずはグルメから、これは福井じゃなきゃってものを探ってみては?(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

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 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。2016年3月まで鯖江市に「ゆるい移住」していた江戸しおりさんを中心に執筆中。

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