キハ28形の展示を記念してテープカットをする渕上隆信市長ら=6月30日、福井県敦賀市金ケ崎町

 福井県敦賀市が敦賀赤レンガ倉庫横に設置した気動車「キハ28形」の内覧会が6月30日、開かれた。鉄道ファンや親子連れらが訪れ、車内を見学したり運転席に試乗したりして、敦賀ゆかり車両の歴史を感じていた。

 キハ28形は旧国鉄が開発し、小浜線急行「わかさ」として1961~99年まで活躍。金ケ崎周辺の誘客促進を図るため、市が購入した。

 車内の座席は全て向かい合って座るボックス席。各ボックスには栓抜きや灰皿が備え付けられており、現在の電車との違いを感じさせる。運行当時の時刻表や、小浜線を走る写真も展示している。

 36人限定で運転席への乗車体験も行われた。岐阜県から訪れた鉄道ファンの日下部勇馬さん(23)は「ボックス席のシートの質などから昔ながらの雰囲気を感じる。来て良かった」と満足した様子だった。

 内覧会に先立ち、記念式典が行われ、渕上隆信市長ら関係者約30人が出席。渕上市長は「今後、関係機関と連携しながらさまざまな方法で活用し、金ケ崎周辺の発展に役立てたい」とあいさつした。

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