国の重要文化財である坂井市丸岡町上竹田の「坪川家住宅」(通称・千古の家)で進められていた、かやぶき屋根の全面ふき替えが二十二日に完了した。黒ずんでいた屋根が黄金色に変身。”面構え”もすっきりし、建物が生まれ変わったような印象を与えている。

 千古の家は、江戸初期に建てられた県内最古の民家。一九六六年に重文指定された。屋根の部分的修繕は毎年行われてきたが、全面は十一年ぶり。大阪から”かやぶき名人”を招き、今年四月から約五カ月かけふき替え作業を行った。総工費は約三千万円。

 かやは約四百平方メートルの屋根に、厚さ約五十センチでびっしりと積まれた。真新しいかやは、日光を浴びて鮮やかな黄金色に輝き、建設当初の姿がよみがえったよう。数年後には全体が黒ずみ趣ある風情になるという。

 作業用の足場を組んでいたため中止されていた内部拝観も、この日から再開。訪れた人は「古めかしさがなくなったのが残念だけど、真新しい屋根も風情がある」と見入っていた。

関連記事
あわせて読みたい