破損したあわら北潟風力発電所4号機(右)。残り9機は運転を停止しているが、9月末以降に運転を再開する見込み=18日、あわら市北潟

 福井県あわら市北潟のあわら北潟風力発電所を運営する電源開発の子会社ジェイウインド(東京)は18日までに、昨年12月に羽根破損事故が起きた4号機を除く9機について、9月末以降に運転を再開させる方針を地元住民に示した。9機は事故後停止していた。

 電源開発によると、ジェイウインド側が7月下旬に地元住民向けの説明会を開催。4号機の事故について羽根の回転速度を調節する制御装置のプログラムに不具合があったことが原因と説明した。事故時はプログラムの異常により1分間ほど羽根が制御不能となり、回転数が通常(1分間に19回転)の倍以上になった。その後、制御装置が作動して急ブレーキがかかり、羽根に過剰な力がかかった。

 9機については8月21日以降に試運転を行う予定。不具合のあったプログラムを原則廃止し、監視カメラを全機に設置する。年14回の点検項目を増やし、毎月の運転状況を文書で区民に報告する。4号機は精密点検をした上で再開に向けた方針を決める。

 今回の説明会の内容や今後の作業スケジュールは文書にして、北潟地区の区長を通じ全戸に配布される。

 あわら市の橋本達也市長は取材に対し「事故は深刻なものと捉えており、対応や地元への説明を万全にした上で信頼回復に努めてほしい」と話し、富津区の福島政男区長(68)は「運転状況の報告は安心する。対策を徹底し運転を再開してほしい」とした。

関連記事
あわせて読みたい