女子シングルス準々決勝 対戦する山口茜(右)と奥原希望=リオデジャネイロ(共同)

 リオデジャネイロ五輪は日本時間17日、バドミントン4種目が行われ、女子シングルス準々決勝で第6シードの奥原希望(日本ユニシス)が山口茜(福井県立勝山高出身、再春館製薬所)に2—1で逆転勝ちし、シングルスの日本勢で男女を通じて初の4強入りを決めた。18日の準決勝でプサルラ(インド)と対戦する。

 ■力を出し切ろうと思った 奥原希望の話

 (山口は)合宿から一緒にやってきた仲間で、(選手村も)同室。ガチンコで戦おうという思いから、ぎこちなくなった。茜ちゃんがすごく強くて、自分も力を出し切ろうと思った。

 ■これが今の実力 山口茜の話

 最初から全力でいこうと思った。それはできたので悔いはない。これが今の実力だと思います。絶対にこの経験を生かして、もっと強くなりたい。

 【試合詳報】

 ▽第1G山口11-8

 第1ゲーム、世界ランキング12位の山口が同6位の奥原を11-8とリードしてインターバル。ともに多彩な技術を持つ2選手の対戦。ほとんどポイントが長いラリーになった。山口は慌てて攻めることなくラリーにしながらチャンスを待ち、奥原を崩して攻め10-5とした。ここから奥原も反撃。落とす球やスマッシュなどで追い上げた。

 ▽山口が先取

 山口が第1ゲームを21-11で先取。山口は、これまで奥原から勝利がなく、1ゲームも取ったことがなかったが、大舞台で先行した。11-9から5ポイントを連取。前半と同じように落ち着いたプレーで好機を待ち、リードを広げた。奥原は攻撃で打開しようとしたが、ミスになって失点。

 ▽第2G奥原11-7

 第2ゲームは奥原が11-7としてインターバル。奥原にリズムが戻ってきた。序盤は競り合いからリードされたが、4-6から奥原が4ポイントを連取し逆転した。しっかりコートの奥に返して揺さぶりると、攻め急いだ山口がミスを連発した。連続攻撃にも切れが出てきた。

 ▽ゲームオールに

 第2ゲームは奥原が21-17で取り、ゲームオールに。奥原の揺さぶりと山口の強打との攻防。奥原は14-13のから3ポイントを連取して抜け出した。ラリーから先に仕掛けようとする山口のネット際のショットにミスが続いて20-14。3ポイントを返されたが、最後はラリーで山口にミスが出た。

 ▽第3G奥原11ー6

 奥原が第3ゲームを11-6とリードしてインターバル。奥原はフットワークよくラリーの主導権を握り、リードを広げた。相手の逆をつくショットなどもさえた。山口は攻めに出られず、決まった強打は1本だけ。奥原が山口にゲームカウント2-1で逆転勝ちし、シングルスの日本勢として男女を通じ初めて4強入りした。

 ▽奥原が4強

 奥原は第3ゲームを21-10で連取。インターバルの後も流れを渡すことなく5ポイント連取で15-6と大差をつけ、そのまま逃げ切った。山口を前後左右に動かし、自在のゲーム運び。一方の山口は懸命に強打を放ったものの、奥原の守備を崩せず、逆に打ち込まれてコートに何度も両手をついた。

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