建て替え方針が示された福井県繊協ビル=6月28日、福井県福井市大手3丁目

 福井県福井市大手3丁目の福井県繊協ビルを管理運営する同ビル同業会は6月28日、通常総会を同ビルで開き、建て替えに向けて事業計画の策定を進めることを報告した。現在の建物を取り壊して新ビルと立体駐車場を建設する案と、隣の駐車場に新ビルを建設し、現在の建物を取り壊して立体駐車場などにする2案を検討する。2023年春の北陸新幹線敦賀開業までに新ビル完成を間に合わせたい考えで、今年8、9月ごろに1案に絞り、臨時総会での決定を経て、本年度内の実施設計着手を目指す。

 県繊協ビルは、1966年の建設から50年以上が経過している。県や福井市が昨年公表した大規模建築物の耐震診断結果では、震度6強以上の地震があった場合に倒壊、崩壊の危険性があるとされた。

 同業会と繊維関連団体は、4月に新ビル建設計画委員会を設立して検討を進めている。総会であいさつした同業会の中村龍男会長は「昨年度、入居率が一時的に70%を切るなど(運営は)厳しい」と現状を説明し、出席した理事ら約30人に建て替えへの理解を求めた。

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