リオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルス1次リーグ第2戦で粘り強く拾続ける山口茜=リオデジャネイロ

 尻上がりに調子を上げた。持ち前の粘りで甘い返球を待ち続け、緩急のショットで仕留め快勝。リオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルスの山口茜(19)=福井県立勝山高出身、再春館製薬所=は1次リーグK組2戦全勝で決勝トーナメントに進出、16強入りした。

 ティー・ジンイ(マレーシア)との第2戦。第1ゲーム序盤、山口は「ミスが多くて動きがよくなかった」。軽く当てて落とすショットがネットを越えない。ロングサーブが入らない。首をひねる場面もあり、序盤は主導権を握られ先行された。

 それでも粘ってラリーを続けた。チャンスを待って相手の体勢を崩すと、すかさず逆を突く。クロスでネット前に落とすショットもさえた。相手は後半左足を痛めて足が止まり、山口の粘りについていけなくなっていた。

 第2ゲームは山口のペース。「球の下に少し速く入り、いい体勢でいいショットを打てる回数が増えた。2ゲーム目は修正できたのでよかった」。相手があまりに痛そうで「あんまりラリーをしないで単発で決めないと」と一気に勝負を決める余裕もあった。

 次戦の決勝トーナメント1回戦は世界4位のラチャノック・インタノン(タイ)。スマッシュ、ショットが速い。「ここからは格上の選手としか当たらない。もっと思い切ってやっていきたい」と気を引き締める。

 この日も山口は「まだ自分のプレーができていないので、心から楽しめていない」と表情はさえない。「次に試合をするために一つ一つ頑張っていければいい」。気持ちで向かっていく。

関連記事
あわせて読みたい