男子団体で優勝を果たした福井工大福井の選手ら=山口県の宇部72カントリークラブ

 ゴルフの全国高校・中学校選手権の団体の部最終日は10日、山口県の宇部72カントリークラブで行われ、高校男子の福井工大福井(木村太一、横井優星、田中伸乃輔、織田信亮、冨田幸暉)が悲願の初優勝を飾った。

 団体戦は1チーム4人で回り、上位3人の合計スコアで2日間のトータルを競った。

 初日、2位と2打差をつけた福井工大福井は、木村太一が70で回ったのをはじめ横井優星が73、織田信亮、田中伸乃輔が74で安定したスコアを残し、計217。2日間のトータル431で2位と4打差をつけて栄冠をつかんだ。

 高校女子福井工大福井(立浦琴奈、福岡靖菜、吉本七海、西彩花、中川成美)はトータル441で5位入賞した。

 中学男子の福井工大福井(吉川翔都、伊与翼、西村瑠騎、中嶋太造)は初日からスコアを落としたがトータル441で6位入賞を果たした。

 ■「チームのため」一丸

 「ようやく実感がわいてきた。めちゃくちゃうれしいです」。高校男子団体の福井工大福井の木村は表彰式後、優勝旗を見つめて言った。

 最終18番ホール。横井、織田、田中が上がり、最後の木村を待つ。木村は「OBが頭をよぎった」とティーショットを前に緊張していた。だが、決して消極的になることはなかった。それは意識の共有ができていたからだ。

 ことしから月に数度、コーチとして指導に当たる黒宮幹仁プロ(25)=福井工大福井高出身=の助言もあり、試合の前日に選手だけでミーティングを始めた。今回もコース攻略などを話し合い、優勝にとらわれることなく、自分の持てる力を発揮しようと臨んだ。

 「話し合うことで、精神的に余裕が持てるんです」と横井。18番、木村の第2打はグリーンに乗った。「この一打で優勝を確信した」(横井)。

 「“チームのために”という結果が出た」と金井総監督。自分1人の一打じゃない−。全員の統一した意識が初優勝をつかみとった。

 ■初日の成績 力みに

 1位と6打差。初日の成績が焦りを生んだ。「なんとか詰めようという気持ちばかりが前に出てしまった」と高校女子団体の福井工大福井の立浦は振り返った。

 立浦は初日に続き、この日も73をマーク。だが7番から3連続ボギー。「悪い流れを切ることができなかった」。調子はよかっただけに悔やんだ。

 「バーディーを狙いすぎた」という福岡や吉本も「詰めないと」という気持ちが力みにつながった。

 福岡、吉本は12日からの個人戦にも出場。団体戦の悔しさは個人戦で晴らす。

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