十二日午前六時十五分ごろ、福井県大野市長野の国道158号沿い、鷲ダム湖側の斜面に、陸上自衛隊の六トントラックが転落しているのを捜索していた県警ヘリ「くずりゅう」が発見した。乗っていた隊員二人を収容したが、ともに頭の骨を折るなどしており、同九時すぎまでに死亡が確認された。

 死亡したのは金沢駐屯地(金沢市)所属で、いずれも二等陸曹の宮本勲さん(39)=金沢市=と松嶋智志さん(37)=石川県白山市。

 大野署によると、現場はほぼ直線で、トラックは道路左の斜面を約六十メートル転落、湖面近くの斜面上に止まっていた。転落場所とみられる地点の手前約三十メートルからブレーキ痕があった。ガードロープなどはなかった。宮本さんは車の下敷きになり、松嶋さんは車外に投げ出されており、どちらが運転していたかは分かっていない。同署で事故の原因を詳しく調べている。

 名古屋市の陸自第一○師団司令部などによると、二人は七日から愛知県春日井市の春日井駐屯地で受けていた教育訓練を終え、十一日朝、トラックで金沢市へ向かった。しかし、行方が分からなくなり同日夜、愛知県警に連絡、福井県警などが通行ルートを捜索していた。

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