まちづくりラボを開設し、河合永充・福井県永平寺町長(右)からあいさつを受ける有賀隆・早稲田大教授(中)ら=8日、福井県永平寺町役場

 まちづくりに都会の若者の視点を取り入れようと、曹洞宗の大本山永平寺がある福井県永平寺町が早稲田大の有賀隆教授(都市空間、環境デザイン学)のゼミと共同研究をスタートさせた。8日、町役場にサテライト研究室「協働まちづくりラボ」を開設。有賀教授や学生が町に滞在し、歴史や文化、風景を生かした活性化策を探る。

 有賀教授や大学院生ら9人が11日まで滞在して観光スポットや集落を見て回るほか、町職員や町民と意見交換を重ねる。11月、3月にもそれぞれ約1週間、同町で研究し報告書をまとめる。

 有賀教授らは7日に同町入りし町内を一巡しており、8日には早速、河合永充町長と懇談。学生たちは「集落の景観や街並みを生かす施策はあるか」「住民は日ごろ九頭竜川をどう利用しているのか」などと、次々と意見、質問を投げ掛けた。

 河合町長は「観光資源の磨き上げが課題。ランドマークも整備が遅れている。ぜひアイデアをお願いしたい」と期待していた。

 また有賀教授は取材に「初めて訪れた観光客にとってはまちの魅力が隠れ、分かりにくさがあると思う。住民にとっても普段の生活の中で(魅力に)気付きにくく、可視化が必要では」と印象を語り、新たな資源の発掘へ意気込みを示した。

 有賀教授のゼミは全国各地のまちづくりに携わっており、現在は福島県白河市、三重県四日市市などで研究に取り組んでいる。

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