第七回花筐薪能(福井新聞社共催)が六日夜、越前市粟田部町の花筐公園で開かれた。一流能楽師らによる幽玄の世界に約八百人が酔いしれた。

 地元花筐小の謡曲クラブの舞囃子(まいばやし)「花筐」で幕開け。宝生流職分の佐野由於さん、狂言の茂山千五郎さん、正邦さん親子らが、舞囃子「安宅」、狂言「水掛聟(みずかけむこ)」を演じた。

 宝生流職分の大坪喜美雄さんがシテ方を務めた能楽「殺生石」は、化け狐(きつね)の化身で近づく人々の命を絶つ「石」が、通りがかった修行僧に供養されるというストーリー。かがり火がたかれた荘厳な雰囲気の中、繰り広げられる伝統芸に観客はうっとりと見入っていた。

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