小魚を天日干し用の網に並べる児童たち=6月26日、福井県南越前町河野小

 福井県内に真夏を思わせる日差しが降り注いだ6月26日、海沿いの南越前町河野小で児童が恒例のだしじゃこ作りに取り組んだ。地元産のカタクチイワシや小アジを日本海が一望できる校舎前に干し、地域の豊かな食に触れていた。

 同校がある甲楽城地区では、各家庭でだしじゃこを作り、だしやつくだ煮などの材料にしてきた。郷土の食文化を子どもたちに伝えていこうと、この時期に30年以上続けている。

 この日は3~5年生22人が、祖父母やボランティアら11人の地域住民と一緒に作業。朝に水揚げされたばかりの小魚約30キロを手分けして塩ゆでし、天日干し用の網に重ならないように並べていった。好天が続けば、2、3日でカリカリのだしじゃこが完成する。7月12日に、町内の農産物直売所「四季菜」で児童自ら販売する。

 作業しながら、ほんのり塩味の小魚をつまみ食いし、笑顔になる児童も。5年生の田中桃歌さんは「販売で河野の魚からおいしいだしが取れることを伝えて、売り切れにしたい」と張り切っていた。

 
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