どこに行っても誰かに会える安心感。ここにもたくさんの友人がいて、ほっこり。昨年のかわだ秋のヒト宴にて

 前々回に続き、福井でホッとしたことを書いてみます。
 書いてみるといろいろあるなあ。
 本当に福井に魅了されてます(笑)

 ●おすそ分け

 これは、近所付き合いの有無にもよると思うけど、おすそ分けがたくさんもらえる(笑)
 私が福井に行くとよくお世話になる友達の家では、朝からおすそ分けの嵐。
 この前も、近所の方がすももやらワカメやらいろんなものを持ってきてくれたところに遭遇。
 午前9時前の1時間くらいの間に2人も来てた(笑)

 外を歩いていたら、あなた、あそこの家の子?って言われて、そうですって答えたら、
 「梅ジャムあげたから、食べてね」って言われたり。
 もう誰かも知らないんだけどいろんな人に声かけられるし、何かもらうし、その度にすごくほっこりする。

 都会だとなかなか近所付き合いもなくて、インターホンすら怖いからほぼ無視!なスタイルを貫いているけど、きっと昔はみんなこんな風に挨拶しあって、おすそ分けしあって生活していたんだなあと思うと、人付き合いが希薄になってきていることがとっても寂しく思えたり。

 ●福井の狭さが尋常じゃない…

 でもやっぱり何よりもほっとすることって、福井は狭い!ってことかな。
 福井の狭さって尋常じゃなくて、なんとなく知り合った人と話してると、共通の知り合いが何十人もいたりとか、つながりすぎてて気持ち悪いくらい(笑)
 イベントに行ったら知り合いがいる、ご飯食べてたら知り合いがいる、外に出たら1日1回以上は知り合いにばったり会う…
 これ、なんなのーって毎回不思議に思う。
 だけど、その分初めて会った人ともすぐに打ち解けられちゃう。

 福井って肩書きが入らない街だなって常々思ってて。
 例えば都会のバーとかでたまたま隣に座った人とお話しすることがあるでしょ。
 そうすると、仕事は何してるだとか、なんとなく相手の素性を探って、安心材料みたいなものを得ようとするじゃん。
 けど、福井だと、ちょっと話してると、共通の知り合いがどんどん出てきたりして、相手のことをよく知らなくてもなんとなく安心しちゃって、昔からの知り合いみたいに打ち解けられちゃったりするんだよね。
 すっごく不思議だけど、そういう程よい狭さというか、福井の規模感がすごく好き。

 この前も知り合いのゲストハウスに遊びで泊まりに行ったら、いつも取材に来てくれてた某新聞社の記者さんが取材に来て、何でここにいるのーって盛り上がったり。

 今は私、福井に住んでいなくて、この前ちょっとだけ福井に戻ってきたんだけど、全然感動がなかったの。
 いい意味でね。

 福井、来たぞー!
 って感じじゃなくて、あ、着いた、いつもの福井。みたいな。
 別に気合い入れなくたって、地元に戻ってきたみたいに福井の景色に溶け込んで、ちょっと歩いてたら知り合いにばったり会って。
 ご飯食べててもまた知り合いに会って、あれ、こっち帰ってきてたの?おかえりって言ってもらって。
 ちょっと前まで、「ようこそ」ばっかりだったのに、今は「おかえり」ばっかり。
 そういう、なんとなくとけこめちゃうこの福井の空気が大好き。

 そんな風に、ほっとできることが福井にはたくさんあります。
 ほっとできることを一つ一つ思い浮かべてみたら、福井がもっと好きになるかも。(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

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 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。2016年3月まで鯖江市に「ゆるい移住」していた江戸しおりさんを中心に執筆中。

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