福井城址との一体感を重視して整備された福井市中央公園の北側エリア。奧が福井県庁=28日、同市大手3丁目

 福井市が整備を進めている市中央公園の北側部分の供用が28日始まった。福井城址との一体感を重視し、水を張って堀を再現した「三の丸西堀水景」や福井藩主の住居「御座所(ござしょ)」にちなんだ休憩施設「ビジターセンター御座所」、芝生広場がある。

 供用が始まったのは北側部分約1万1千平方メートルで、第1期工事として2014年度から整備を進めてきた。同公園は、市と福井県が策定した「県都デザイン戦略」で掲げる「福井城址公園」の先行整備エリア。南側部分約1万平方メートルは第2期工事として18年秋の福井国体までに整備する。1、2期の総事業費は国、県の補助を合わせて約10億円。

 公園西側の道路沿いに整備した「三の丸西堀水景」は約1千平方メートルで、笏谷石の石垣を再現した。水景そばのビジターセンター御座所は平屋建てで、福井城址の模型や福井城の歴史を解説するパネル、城下の絵図などが展示されている。利用は午前9時〜午後6時。

 芝生広場の中央部分には「二の丸西堀」跡に沿って笏谷石を芝生に埋め込み、幅が約26メートルあったという堀の雰囲気をうかがい知れるようにした。

 樹木は松、桜、梅など、旧公園からそのまま残したり、移植したりしたものを含め約200本ある。

 この日は開園の式典が行われ、東村新一市長はあいさつで「(福井城の)歴史が見えるように整備した」と述べた。近くの認定こども園栄冠幼稚園の園児40人がダンスなどを披露して祝った。

関連記事
あわせて読みたい