イラスト・小林孝文

 ヘルパンギーナは、主に6歳未満の子どもにみられる夏風邪の一つです。5月ごろから流行し始め、7月ごろにピークとなります。38~40度の高熱が出て、のどに小さな水ぶくれができます。のどの痛みが強いと、つばを飲み込みにくく、よだれが増えたり、食事をとりにくくなったりすることも。手足口病と似ていますが、手足など体の表面に水ぶくれはできません。

 ほとんどは軽い症状ですみ、発熱や水ぶくれは2、3日で治まる場合が多いです。▽水分もとれない▽高熱が続く▽吐く▽ぐったりしている-ような時は小児科を受診してください。

 ■刺激の少ない食事を

 ウイルスが原因なので抗菌薬は効きません。のどが痛くても、食べやすいものを与えて十分に休ませましょう。刺激の少ないプリンやゼリー、豆腐、冷めたおじや、牛乳、麦茶、みそ汁など嫌がらないものをあげるといいですね。

 熱やのどの水ぶくれが良くなれば登園や登校をして構いません。

 ■予防は家族で手洗い

 予防には手洗いが大切です。ウイルスは唾液や便に含まれており、ドアノブなどを介して感染することも。熱が下がっても数週間は便の中にウイルスが残りますので、普段からの手洗いが重要です。家族みんなでこまめな手洗いを習慣にして、夏を楽しく元気に過ごしたいですね。(山田健太/福井県小児科医会)

 =福井新聞の子育て紙面「はぐカフェ」は毎週月曜に掲載中!

関連記事