丸岡城と子どもたちが描いたキャラクターが動き出すモニターを見る家族連れら=23日、JR東京駅前の商業施設「KITTE」

 23日の「ふみの日」に合わせて福井県坂井市は、JR東京駅前にある日本郵便の商業施設KITTE(キッテ)で、「切手で巡る 全国お城の旅」と銘打ち、国宝指定を目指す丸岡城天守を首都圏の家族連れらにアピールした。丸岡城切手の販売や、日本一短い手紙コンクール一筆啓上賞なども紹介している。29日まで。

 丸岡城のPRコーナーでは、特殊なゴーグル(眼鏡)をのぞくと、実際に天守閣や城の外観に立ったような疑似体験ができる装置を設置。来場者はゴーグルを左右に動かしながら360度の丸岡城の風景を楽しんだ。スクリーンに映し出した丸岡城を背景に、会場の子どもたちが描いたキャラクターが動きだす仕掛けもあり、家族連れらの人気を集めた。

 オープニングでは、坂本憲男市長が「日本最古の天守を持つ丸岡城を見に来てほしい。一筆啓上賞などを通じて手紙文化の大切さを伝えていきたい」とあいさつ。日本郵便の横山邦男社長が、丸岡城をデザインした82円切手を紹介した。

 「日本の城シリーズ」として丸岡城など全国各地の貴重な切手を販売した。また、天守が現存する城を持つ全国12の自治体が結成を目指す「現存12天守プロジェクト」の丸亀市(香川県)、弘前市(青森県)、高知市も“援軍”として参加。讃岐うどんや地酒などご当地の逸品を販売した。

 坂井市民ボランティア「もりあげ隊」のメンバーら10人は甲冑(かっちゅう)を着て、おもてなし。子どもたちや外国人観光客に取り囲まれていた。都内の会社員、多持寿寛さん(31)は「城が好きで弘前城や松江城など数々の名城に行ったが、丸岡城にも行きたくなりました」と満足げに話していた。

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