憲法改正をテーマに対談する稲田朋美元防衛相(右)と青山繁晴参院議員=6月23日、福井県福井市の福井パレスホテル

 「憲法改正を考える。」をテーマにしたトークセッションが6月23日、福井県福井市内のホテルであり、元防衛相の稲田朋美衆院議員(福井1区)と安全保障・外交問題に精通する青山繁晴参院議員(全国比例)が講演と対談を行った。両氏は自分の国や国民は自分たちで守る姿勢が重要とし、ともに憲法9条の改正が必要と訴えた。

 自民党福井市支部や稲田氏後援会の「ともみ組青年隊」などが主催し、党員ら約140人が参加した。

 青山氏は講演で「日本国憲法には、国民をどう守るかが1字もない」と説明。「前文では『われらの安全と生存』は、『諸国民の公正と信義に信頼して』とある。自分では守らない、誰かも知らない諸国民にお願いするとある。憲法以前に人がどうやって生きるかの問題」と指摘した。

 自民党は3月、戦力不保持などを定めた9条2項を維持した上で自衛隊を明記する改憲の条文案をまとめた。

 青山氏は「軍隊は戦争をしないため、抑止力のためにある」との持論から、2項維持に反対の立場を取った上で、「自民党憲法改正推進本部の会合で、1項と2項をそのままにするなら『自衛権の発動は妨げない』と明記するよう提案した」と話した。

 続いて登壇した稲田氏は、2項維持は「今の時点では正しい」と強調。「集団的自衛権をフルで認めるか限定的にとどめておくのか、そして自衛隊を普通の軍隊にするのか、今のような抑制的なままにするのかの違い」と理由を述べ、「今の日本人の理解、自衛隊の能力としては、限定的な集団的自衛権を認めるのが身の丈に合った憲法の規定ではないか」とした。

 対談では米朝首脳会談にも話題が及び、聴衆は熱心に耳を傾けた。

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