回収された無人偵察機=9日、福井県美浜町松原沖(陸自中部方面総監部提供)

 陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は11日、福井県美浜町の松原海岸近くの海で行方不明になっていたヘリコプター型の無人偵察機を回収したと発表した。行方不明から18日後の9日、同町松原沖約33キロ、水深約150メートルの海中で発見、引き揚げた。

 陸自によると、偵察機はプロペラが折れ、尾翼部分が損傷していた。墜落したとみて、システムに不具合がなかったか調べる。総監部は、原因判明まで所有する無人偵察機の飛行訓練を停止する。

 機体は中部方面情報隊無人偵察機隊(滋賀県高島市)に所属し、全長約5メートル、重さ約200キロ。6月21日に今津駐屯地の隊員が訓練で遠隔操作中に、沖合400〜600メートルの海上で位置が把握できなくなった。

 隊員延べ約330人、海上自衛隊の掃海艇を含む船舶10隻で捜索し、28日に場所を特定。民間会社に引き揚げを委託し回収した。周辺での被害や漁業への影響は報告されていないとしている。

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