原発事故時の避難について懸念の声が相次いだ住民説明会=8日夜、若狭町気山公民館

 原発事故時の避難に関する福井県若狭町の住民説明会は8日夜、同町気山地区を皮切りに始まった。住民からは原発からの距離に応じた段階的避難や、指示の周知方法に懸念の声が相次いだ。

 同町は全域が関西電力美浜原発や大飯原発の30キロ圏で、一部地域は高浜原発や日本原電敦賀原発からも30キロ圏になる。

 県外避難先は2014年3月に兵庫県8市町と決まり、区長が避難施設を視察するなどしてきた。一般住民向けの説明会を求める声があり、町は町政を報告する「地域づくり懇談会」の中で説明することとした。

 初回は気山公民館であり住民約40人が参加。担当者が5キロ圏と5〜30キロ圏で避難のタイミングが異なる点を説明すると、参加者は「5キロ圏の住民が避難している中、30キロ圏は家で待つのか」「距離ごとに一律の対応でなく風向きなどを考慮すべきだ」などと反発。

 避難指示についても「防災無線のスピーカーが少なく、屋外にいると情報が得られない」といった懸念が出された。

 町は月内に計11回、小学校区を基本に同様の説明会を開く。

関連記事
あわせて読みたい