福井県内上半期の交通事故死者数推移

 福井県警は8日、今年上半期の交通事故発生状況をまとめ発表した。65歳以上の高齢者の交通事故による死者は18人と、昨年同期の8人の2倍以上となり、上半期では過去10年間で2011年と並び最悪となった。高齢運転者が、最も過失が大きい「第1当事者」となった死亡事故は11件だった。死亡事故全体では28件で、28人(前年同期比13人増)が亡くなった。県警は下半期、高齢者に対する安全運転指導や講習などを推進する。

 上半期の交通事故総数は1万770件で、昨年同期から1218件減少した。このうち人身事故は892件(同216件減)と11年連続で減少。けが人も1019人(同260人減)と減少傾向が続いている。

 高齢者で犠牲になった18人のうち、自転車6人、歩行者5人と「交通弱者」が11人を占めた。高齢運転者が「第1当事者」の死亡事故11件のうち75歳以上は5件だった。

 若者が「第1当事者」となった死亡事故は7件(同6件増)あり、過去5年間の平均2・4件の約3倍となった。主な事故原因は前方不注視や速度超過だった。

 県警では上半期の分析に基づき、下半期では▽高齢運転者対策▽高齢交通弱者対策▽若者運転者対策—の三つを強化。特に高齢者への安全啓発には力を入れ、ドライブレコーダーを活用した安全運転指導、歩行環境シミュレーターなどを使った体験型講習の実施、反射材の普及を進める。

 また21〜30日の「夏の交通安全県民運動」では、子どもと高齢者の交通事故防止や、若者運転者対策の推進、飲酒運転の根絶、全座席のシートベルトなどの着用の徹底にも取り組む。

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