親子3代にわたり警察犬として活躍している(左から)ことね、あかね、びいね。後列左が白木清正さん=6月18日、福井県美浜町佐田の福井警察犬家庭犬訓練所

 福井県敦賀市の白木清正さん(70)が飼っている3匹のゴールデンレトリバーが、親子3代で現役の嘱託警察犬として活躍している。3世代で活動している警察犬は全国でも珍しいという。白木さんは「みんな利口に育ってびっくり。今後も捜査に協力して犯人検挙に貢献してほしい」と話している。

 3匹はいずれも雌のあかね(12)と娘のびいね(9)、孫娘のことね(2)。2016年に亡くなったあかねの母、しとねも委嘱されており、親子4代にわたる“警察犬一家”だ。もともと警察犬にする気のなかった白木さんだが、嘱託警察犬の競技会を見学し「おてんばな性格のしとねが言うことを聞く子になれば」と、福井警察犬家庭犬訓練所(美浜町佐田)に預けたのがきっかけだ。

 においを嗅ぎ分ける臭気選別、犯人の足取りを追う足跡追及、犯人を威嚇したりする警戒訓練などの指導を受けるうち、しとねは警察犬としての能力が開花。性格も変わり、飼い主に従順な犬になったという。

 優秀な警察犬となったしとねの血を受け継いだ3匹も訓練を重ね、審査に合格。それぞれ得意分野を中心に出動実績があり、嗅覚の優れたあかねは臭気選別、びいねは足跡追及で成果を上げている。ことねは、どの分野でも貢献できるエキスパートを目指し特訓中だ。

 秋ごろにはことねの子が生まれる予定で、白木さんは「立派に育ってくれた4匹の後に続いてくれたら」と期待する。4匹をしつけてきた同訓練所の松本浩所長(53)は「どの子も頑張り屋。訓練を楽しいと思わせることを心がけ、さらに能力を伸ばしてあげたい」と話していた。

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