六月の降水量が県内各地で、過去最低を記録したことが一日、福井地方気象台のまとめで分かった。県内十五観測点のうち最も少なかったのは福井の三二ミリで、平年の一七五・五ミリの二割以下、これまで最低だった一九二九年の五六ミリを大きく下回った。

 同気象台が統計を取りだして以来の最低を記録した観測点は福井のほか、越廼四三ミリ、板垣三七ミリ、今庄五三ミリ、美浜四七ミリ、大飯六七ミリの五カ所。更新幅が最も大きかったのは越廼で、二○○五年の七六ミリより三三ミリも少なかった。

 また、過去最低と同じだったのが美山の四九ミリと小浜の六○ミリ。大野、勝山、九頭竜の奥越三カ所でも、それぞれ過去二番目、三国でも同三番目の少なさだった。

 福井、新潟両地方気象台によると、六月前半はオホーツク海高気圧の勢力が強く、梅雨前線が北上しにくい状態が続いた。北陸地方の梅雨入りが発表された十五日以降は太平洋高気圧の北への張り出しが強まらず、梅雨前線は九州から東海地方にかけた太平洋側に停滞。このため、北陸地方全体に雨を降らさなかった。

 福井市内では一○ミリ以上のまとまった雨が降ったのは、九日の一○ミリと十五日の一三・五ミリの二日だけ。平年を大きく下回る少雨は全国でも北陸地方だけで、特に福井の降水量は平年比18%と極端に少なく、北陸全体では45%だった。

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