無肥料・無農薬でイチゴを栽培した経験を語る野中さん(右奥)=19日夜、福井市中央1丁目のコワーキングスペース「sankaku」

 自然栽培をテーマにしたセミナー「希望のイチゴ」は19日夜、福井市中央1丁目のコワーキングスペース「sankaku(さんかく)」で開かれた。無肥料・無農薬のイチゴを栽培する愛知県豊田市の農業生産法人「みどりの里」代表の野中慎吾さんが講演し、自然の力を生かした野菜栽培の心得を指南した。

 同法人は自然栽培の野菜の生産元として地元スーパーが設立。野中さんは映画「奇跡のリンゴ」で知られる青森県のリンゴ農家木村秋則さんから学んだ栽培方法をイチゴに生かした。県内の農家らでつくる学習グループ「のんびり自然栽培ラボ」が講師に招き、約20人が参加した。

 野中さんは、化学肥料に含まれる窒素を吸収した野菜は、味が落ちるし腐りやすくなると説明。イチゴは「養分を強く吸い上げる根を持った作物で、本来は肥料が少なくても育つ」と話した。野菜自身の性質を最大限生かした栽培方法を勧め、「自然のルールと人間の力をうまく調和するのが大事」とアドバイスした。

 これに先立ち、福井県鯖江市河和田町では自然栽培の実践講座も開かれた。

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