パリの有名ブランドでパタンナーを務めた経験談を披露する福岡さん(右)=23日、福井市中央1丁目のコワーキングスペース「sankaku」

 福井日仏協会のフランス文化講座が23日、福井市のガレリア元町商店街のコワーキングスペース「sankaku(さんかく)」で開かれ、パリの有名ブランドでパタンナーとして活躍した鯖江市の福岡絹恵さん(39)が講演した。約8年間過ごした世界最先端のファッション業界の舞台裏に、会員ら約40人が関心を寄せた。

 パタンナーは、デザイナーの要求に応じて型紙を作るなどして洋服を実際の形にする専門職。「次の目標が常に欲しいタイプ」と自称する福岡さんは、国内ブランドを経て2006年に渡仏し、パリの専門学校を修了。ジョン・ガリアーノやバルマン、イヴ・サンローランで働き、14年に帰国した。

 仏語も一から身に付けながら実力を周囲に認めさせ、パリコレでも多数の作品を制作。100以上のパーツを縫い合わせた革製ドレスを思い出の一着に挙げ、「デザイナーは切羽詰まってから良いアイデアが出る。だから本番直前は徹夜でもうろうとしていた」と振り返った。

 トップブランドのデザイナーの素顔、マイケル・ジャクソンやマドンナのほかハリウッドスターの衣装を手掛けた逸話も、楽しげに披露した。

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