越前和紙を使った本物の和紙ネイル!外国人からは、「Japanese paper!」って大興奮されちゃいました

漆器と盆栽の奇跡の出会い「ちょこぼん」。気軽にちょこっと置けて、インテリアにぴったり

「移住者によるデザイン+ものづくりユニット、TSUGI(ツギ)がプロデュースしているブランド、Sur(サー)。メガネの端材活用をきっかけに生まれた可愛いアクセサリーがたくさん

KISSO(キッソオ)のアクセサリーブランド、Dirocca(ディロッカ)のリング。メガネの素材アセテートを、長年培った独自のメガネの技法で貼り合わせています

 「かわいい!」

 女の子ってすぐにそう言いますよね。
 私もその中の一人です(笑)
 今日は、そんな私が福井で感じたことについて書いてみます。

 福井県内には漆器や和紙などの伝統文化や、メガネや繊維といった、全国トップクラスの技術を誇るような産業があるけど、福井とかかわりを持つまで、興味を持つ機会なんてありませんでした。

 伝統産業って古臭いとか、とっつきにくいとか思う人が多いんじゃないかな。
 私もほんの少し前まではそう思っている1人で。
 でも実は、おしゃれなインテリアやアクセサリーにできたり、女子が好きな「かわいい」の可能性をたくさん秘めてると思うんです。

 そう思うきっかけとなったのは、鯖江市で出合った、漆を使った時計や筆ペン、スマホケース、さらには漆塗りの鉢のおしゃれな盆栽「ちょこぼん」。
 それから、メガネに使うアセテートやチタン加工技術を使ったアクセサリーや小物とか、そういうものたち。

 そういうものを見る度に毎回テンションが上がったし、無意識に「かわいい」「ほしい」を連発してて。
 すっごく洗練されていておしゃれだったりかわいかったり、私たちの興味をそそるものがいっぱいあることを知りました。

 それを知ってからは、一気に伝統産業の虜に!

 ある日、漆器の絵付け体験をしたんだけど、「今日作ったもの、何に使うんですか?」
 って聞かれたから、迷わず「インテリアに!」って言ったらめちゃくちゃ驚かれたことがあった(笑)
 平べったいちっちゃいお皿で、食器として使うにも中途半端な感じだったから、私にはお部屋のインテリア以外に考えられなかったんだけど、インストラクターのお兄さんは、いつもみんながこれをどう使うのかさっぱり想像できなかったらしい。
 こんな風に、従事してる側の人が思いつかないような新しい使い方を、伝統産業に興味がなかったような人がどんどん提案していったら、もっと楽しいことになりそうだなって思った。

 それから、伝統のあるものって値段が高いことが多いですよね。
 百均にも同じようなもの売ってるじゃん、わざわざそんなに高いもの買わないよーって思う人だってたくさんいると思う。
 でもそんな風に思う人が増えたら、伝統的な技術や、本当にいいものがどんどん廃れていってしまう。
 それを止めるためには、どうしてその商品に価値があるのか、その商品の背景を知ることが大事だと思うんです。
 そのきっかけが「かわいい」ってキーワードであっても全然いいと思ってて。

 かわいいものが好きだから、興味がわく。
 伝統産業ってすっごくいいものじゃんって気づく人が増える。
 それだけで、伝統産業の価値ってものすごく上がるし、その価値を幅広い世代の人に知ってもらうことができるんじゃないかな。

 実は私、福井に住んでいた時は、毎月、福井にちなんだネイルをしていました。
 越前漆器やメガネのデザインなど、いろいろなネイルをしたけど、一番気に入っていたのは、本物の越前和紙を使ったネイル。
 これがとっても受けがよくて、外国人なんかはものすごく興奮してくれたり。
 私はしばらくの間、歩く広告塔と化していました(笑)

 こんな風に、伝統文化って自分のテンションも上げちゃうアイテムになり得るし、身につけることで周りにもその良さを伝えることができる可能性を秘めてるんだなって気づくことが、福井に来てからたくさんあります。

 ゆるパブが先日開催した「ゆるい食堂」では、越前漆器協同組合青年部さんに漆器を提供していただいて、たくさんの漆器に囲まれて料理を楽しんだんだけど、「器が素敵ね」という声もちらほら。
 地元の企業の方とのコラボも徐々に始まっているゆるパブですが、伝統産業の部分にも目を向けて活動していければと思います。

 福井だけじゃなく、日本中に素敵な文化や産業があるわけだけど、近くにいる人がまずはその魅力に気づいて、新しい楽しみ方を見つけていったら、この大切な文化はもっとたくさんの人に愛されるんじゃないかな。
 伝統的な文化とおしゃれ・かわいいの融合がブームになったら、新たなファンや後継者が生まれていくかもしれないし。
 そんな可能性に期待を込めて、今日も私は漆器のお椀でご飯を食べてます!

 箸も欲しいなあ…。(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

 ×  ×  ×

 このコラムに対するみなさんのコメントをFacebookで受け付けています。

 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。2016年3月まで鯖江市に「ゆるい移住」していた江戸しおりさんを中心に執筆中。

関連記事
あわせて読みたい