水辺の会の活動などについて報告する同会事務局員=25日、兵庫県豊岡市

 国の特別天然記念物コウノトリの保護活動などに取り組む全国の関係者が情報交換する「第3回コウノトリ市民交流会」は25日、兵庫県豊岡市内で開かれた。福井県を含む約90人が集い、各地に飛来したコウノトリの報告などのほか、韓国なども含めた東アジアの広域的なネットワークづくりの必要性などについて意見を交わした。

 豊岡市でコウノトリの餌場となる湿地の保全・再生に取り組む市民団体「コウノトリ湿地ネット」が主催。全国約20の市民団体や写真愛好家、韓国の鳥類研究家ら計約90人が集い、福井県からは越前市白山・坂口地区の住民らでつくる「水辺と生き物を守る農家と市民の会(水辺の会)」の会員ら9人が参加した。

 情報交換では、全国各地に飛来したコウノトリの現況や市民団体の活動について報告し合った。水辺の会は、会の活動や今春から同市白山地区に飛来している野外コウノトリの様子などを説明した。

 また、主催の同ネットから、地域の枠を超えて連携しようと市民団体発足の提案があった。参加者からは「地域によって成果の差がある」「情報共有のネットワークは必要」「それぞれの課題を相談し合える場になれば」などの意見が出たが結論に至らず、26日に再検討するとした。

 水辺の会の恒本明勇会長(69)は連携団体発足については「大賛成。次のステージに進むために何をしたら良いか、探っていかなければと感じていた。ぜひ越前市でも学習会などを開き新たな風を吹かせたい」と意欲を示した。

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