大野市長選挙で初当選し、支持者と喜びを分かち合う石山志保氏(中央)=6月17日午後10時ごろ、福井県大野市の選挙事務所

 新人同士の一騎打ちとなった福井県大野市長選挙は6月17日投開票され、石山志保氏(43)が新市長の座を射止めた。石山氏は同市月美町の選挙事務所で笑顔を見せ「政治家としてここから歩み出せる。仲間を増やしながら五つの公約を精いっぱい進めていきたい」と気持ちを新たにした。

 事務所には開票前から大勢の支持者が集まり、午後10時ごろ、当確の一報が入ると「出た」「やった」と歓喜に沸いた。石山氏は大きな拍手と歓声に迎えられて登場。飛び交う祝福の声に、何度も両手でガッツポーズし「やったー」と喜びを爆発させた。愛知県から駆けつけた石山氏の母親も出迎え、ハイタッチして喜びを分かち合った。

 石山氏は深く一礼し、トレードマークの大声で「こんばんは」とあいさつ。地域経済の活性化など公約に精いっぱい取り組むことを伝え、課題の小中学校再編計画については「市教委と協力しながら、しっかり住民の意見を聞くところから始めたい」と決意を述べた。

 また、初めての選挙戦を振り返り「無名の新人から始まり本当に苦しい、厳しい選挙戦だった。市外から移り住んだ私を受け入れこの場に立たせてくれて、大野市に来て良かった」と感謝を繰り返した。

 石山氏は今年2月に市を退職し、岡田高大現市長の事実上の後継者として立候補を決意した。後援会長らとともに地元の了解を得て3月末に先陣を切って出馬表明し、地道に顔と名前を売り込んでいった。選挙戦の終盤にかけては相手陣営の追い上げに組織の引き締めを図った。

関連記事