地震で水道管が破裂した現場=6月18日午前10時48分、大阪府高槻市(共同通信社ヘリから)

地震があった大阪府高槻市で火災のため白煙を上げる住宅=6月18日午前9時25分(共同通信社ヘリから)

倒壊した大阪府高槻市立寿栄小の壁=6月18日午前10時56分

 6月18日午前7時58分ごろ、大阪市北区、大阪府高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は大阪府北部で、震源の深さは約13キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・1と推定される。その後も地震が相次いだ。大阪府で震度6弱を観測したのは観測態勢が整った1923年1月以降、初めて。

 大阪府災害対策本部や警察などによると、高槻市立寿栄(じゅえい)小で女児(9)がプールの壁に挟まれ死亡。地震で壁が倒れたとみられる。大阪市東淀川区では80代男性が壁の倒壊に巻き込まれ死亡した。茨木市の住宅では80代男性が本棚の下敷きになり、病院に搬送されたが間もなく死亡した。

 大阪府豊中市では8人が負傷。京都府では亀岡市で50代女性が転倒し左腕を骨折するなど、男女7人がけがをした。

 兵庫県西宮市では転倒したり、物が落ちてきたりして5人が軽いけがをした。神戸市北区のスーパーでは天井からガラス板が落下し、客の男性(44)が頭や腕に軽いけがをした。

 高槻市では住宅火災が発生し、水道管が破裂した。

 東海道、山陽新幹線は一部区間の上下線、関西の鉄道各社は全線で運転を見合わせるなど交通網がまひした。駅には通勤通学客があふれた。

 関西電力によると、大阪府と兵庫県の計17万戸余りで停電が発生。大阪市や京都市、奈良県でエレベーターに閉じ込められる人が相次いだ。

 政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。安倍晋三首相は官邸で記者団に「人命第一の基本方針で、政府一丸となって対応している。早急に被害情報の把握に努める」と述べた。

 関西空港と神戸空港は滑走路を一時閉鎖したが異常はなく、通常通り運航。関西電力によると、稼働している福井県の大飯原発3、4号機と高浜原発3号機に異常はなかった。

 総務省消防庁は、全国瞬時警報システム(Jアラート)で予想最大震度6弱の緊急地震速報を出した。警察庁は災害警備本部を設置し、大阪府も災害対策本部を立ち上げた。

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