焼きたてのジャガイモに「いいにおい」と笑顔を見せる子どもたち=2月14日、福井県あわら市北潟

子どもたちが野菜料理でパパやママをもてなしたフードキャラバン=2月14日、福井県あわら市北潟

 福井新聞連載「まちづくりのはじめ方」から生まれた食のイベント「ふくいフードキャラバン」が14日、福井県あわら市北潟の富津区にあるサツマイモ農家の作業場で開かれた。今回は「manma(まんま)キッチン」と銘打ち、子どもたちが一日限りのシェフに変身。地場産野菜の料理で付き添いのパパ、ママをもてなそうと奮闘した。農家が手塩にかけた「素材そのまんま」のおいしさを家族一緒に味わった。

 フードキャラバンは、連載を担当する企画班が県内各地を巡って地元の人たちとつくり上げるまちづくりイベントで、今回で6回目。県内に根付く食の魅力の見せ方を工夫することで、福井ならではの豊かな暮らしを実感してもらうのが狙い。内容は動画にしてインターネットで発信している。

 あわら市版は、地元特産のサツマイモ「とみつ金時」を生産する吉村智和さん(38)、みゆきさん(38)夫妻が企画班と連携。農業に携わる県内女性グループ「ふくふく会」の有志も協力し、子どもたちに県産野菜のおいしさを知ってもらおうと準備してきた。

 参加した5〜10歳の20人は4班に分かれ、ニンジンやジャガイモのオーブン焼き、とみつ金時のきんとん、青大豆入りのおにぎりなど6品をふくふく会のメンバーに教わりながら調理。別室で待つパパ、ママの喜ぶ顔を思い描いて真剣な表情で包丁を握った。調理には薪(まき)オーブンを使い、炎の暖かさにも触れた。

 子どもたちは、出荷場に設けたテーブルを野菜で飾り付けし、家族を招き入れると誇らしげな表情。普段は野菜が苦手という石原朱莉(あかり)ちゃん(6)=福井市=は、ミニニンジンを丸かじりし「あまーい」と笑顔を見せた。

 鯖江市の森田傑士(たかし)君(8)は、とみつ金時を甘くするため農家が一定期間、貯蔵していることに興味津々の様子。母の華奈さん(40)は「福井は新鮮でおいしい野菜を食べられる。そのぜいたくさをあらためて実感した」と話していた。次回のフードキャラバンは3月6日に小浜市で開く。

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