座礁した「第三大英丸」。右に見えるのが北防波堤=6月16日午前9時25分ごろ、福井県坂井市三国町の福井港(福井海上保安署提供)

 6月16日午前8時半ごろ、福井県坂井市三国町の福井港に入港しようとした愛媛県の大英汽船所有の石油タンカー「第三大英丸」(2026トン)が座礁した。タンカーは約1時間後、タグボートの支援を受けて現場を脱出。乗組員11人にけがはなく、油の流出などもなかった。

 福井海上保安署によると、現場は南防波堤の内側で、北防波堤突端から北西へ約200メートル。船は通常、幅約150メートル、水深約10メートルの中央航路と呼ばれる航路を進むが、航路を間違えて水深約3・5メートルの浅瀬に乗り上げたとみられる。

 タンカーはガソリンと軽油を積んでおり、14日午後2時ごろ、岡山県の水島港を出港した。福井港内に16日午前8時半ごろ着岸する予定だったが座礁。同午前9時25分ごろ、入港手続きなどを行う船舶代理店のタグボートの支援を受けて現場を脱出した。乗組員を乗せたまま自力で航行し、同10時半ごろ福井港岸壁に接岸した。

 この事故で、同保安署の管理艇1隻と、第8管区海上保安本部美保航空基地(鳥取県境港市)の航空機1機が出動した。他の船舶への影響はなかった。

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