参院選福井選挙区に立候補を予定している3人。左から山崎正昭氏、横山龍寛氏、白川康之氏

 22日公示の参院選まで、15日であと1週間となった。福井選挙区(改選数1)には、5選を目指す自民党公認の山崎正昭氏(74)と、民進、共産、社民党などが推薦する連合福井事務局長の横山龍寛氏(51)、幸福実現党の白川康之氏(59)の3人が立候補を予定している。福井県内でも、与党対野党統一候補の構図が鮮明となり、決戦に向け各陣営に緊迫感が漂っている。

 ■山崎正昭氏(自民) 地方議員と入念準備

 山崎氏は、県議や市町議が定例議会の合間に公示後の日程などを入念に最終調整している。選挙中も参院議長の公務が想定されるため、地方議員と県内各地に張り巡らせた山崎氏の後援会組織の強みを最大限発揮させる考えだ。

 11日には地元大野市に後援会事務所を開設した。中部縦貫自動車道大野油坂道路について、山崎氏は「北陸新幹線の県内区間が開業する2022年度までの全線開通を目指す。高速交通網の整備を強力に進め、古里に最後の恩返しをしたい」と決意を述べた。

 県連は「1億総活躍社会」推進本部を今月設立した。山本拓会長は「山崎氏と党の二つの政策を訴える両面作戦を繰り広げ、相乗効果で票を掘り起こす」と強調。地域に根差した県連独自の政策パンフレットも配布する予定だ。

 ■横山龍寛氏(無所属) 名前浸透へ集落回り

 横山氏は県内8地区の後援会を拠点として、1地区3日間かけた集中的な集落回りを展開。まずは名前の浸透に力を注いでいる。連合が組織内候補を選挙区に擁立するのは、福井と鹿児島のみ。連合の逢見直人事務局長は「福井にはできる限りの支援を行う」と力を込める。

 11日に新潟を含む北陸4県の野党統一候補が集い、各県で合同演説。福井県ではJR芦原温泉駅前で、野党勢力の結束をPRした。横山氏は「今の政権にブレーキをかけたい人が集まっている。私たちが信頼できる政治ができるチャンスだ」と訴えた。

 翌12日には、選対本部の本拠となる後援会事務所を福井市に開設。連合福井の組合員をはじめ民進、共産、社民の県内組織幹部が駆けつけ、臨戦ムードを盛り上げた。

 ■白川康之氏(幸福) 支援者あいさつ奔走

 白川氏は週明け以降、越前市を中心に支援者らへのあいさつ回りをこなしている。一人一人と顔を合わせ、消費税減税や「未来産業」への投資の必要性を訴えている。

 11日に坂井市で開かれた立党7周年記念行事には党首も参加し機運を高め、準備を加速させている。

 白川氏は国防の強化をはじめ、宇宙・ロボット産業などへの投資が必要と強調する。19日に18、19歳の若者が参加する集会を坂井市で開く。

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